【ボドゲ紹介】タイルをつなげて領土拡大 カルカソンヌ
こんばんは、たけのこです。
今日はタイルをつなげて領土拡大を目指すゲーム「カルカソンヌ」を紹介します。
ボードゲームと言えばカタンの次に名前が挙がるようなゲームだと思いますので、初心者の方は必見です!
プレイ人数 | 2~5人 |
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プレイ時間 | 35分 |
対象年齢 | 7歳以上 |
カルカソンヌのコンセプト
カルカソンヌは中世の南フランスを舞台に、領土拡大を目指すゲームです。
各プレーヤーは道路や都市、修道院、草原に自分のコマを配置することで土地を拡大し、それに応じたポイントをゲットします。
土地タイルをすべて引き終わったとき、なくなったときに最も多くのポイントを獲得していたプレーヤーの勝利です。
カルカソンヌのルール
では早速ルールを説明していきます。
箱型のゲームにしてはかなりシンプルな部類だと思います。
カルカソンヌで使う用具の説明
〇土地タイル
カルカソンヌではこのような地形タイルを72枚使用します。地形タイルには都市、道路、修道院、草原が描かれています。
左のタイルの上の方に描かれているのが都市、真ん中に見える白い線が道路です。
右のタイルに描かれているのは修道院です。
また、両方のタイルの緑色の背景部分が草原です。
〇ミープル
ミープルと呼ばれるコマです。1つは得点ボードに、残りは地形タイルの上に配置します。
〇得点ボード
得点ボードです。すごろくのようですが、直接ゲームの内容には関連なく、あくまで点数を計算するためだけのボードです。
ゲームの流れ
スタートプレーヤーから時計回りで手番を行います。あらかじめ、決められているタイルを1つ配置し、ゲームスタートです。
手番のプレーヤーは山札に裏向きで置かれている地形タイルを1枚とり、場に置かれている地形タイルにつながるように配置します。
このとき、以下のようなルールで配置します。
・最低でも1辺が、すでに場に出ている地形タイルとつながるように配置する。
・タイルの都市、道路、草原の絵柄がつながるように配置する。(絵柄が途中で途切れてはダメ。)
・引いたタイルがどこにも配置できない場合は、そのタイルを除外し、もう一枚タイルを引きます。(めったにありませんが)
(例)
すでに場に出ているタイルの右側に、新たにタイルを配置する場合
誤った置き方
絵柄がつながっていないので、このような置き方はできません。左のタイルの道路、右のタイルの都市の絵柄が切れてしまっています。
正しい置き方
右のタイルは先ほどのタイルを右に90度回転させたものです。こうすることで、道路の絵柄がつながりました。
地形タイルを配置したら、次は地形タイルの上にミープルを配置できます。
(配置しなくてもOKです)
この時もルールに従ってミープルを置きます。
・必ずこのターンで配置したタイルの上に配置する。
・1ターンに配置できるミープルは1つまで。
・配置できるのは手元にあるミープルのみ。
・すでに場に出ているミープルの場所を変えることはできない。
・都市、道路、修道院、草原のいずれかの絵の上に分かるように配置する。
・都市、道路、草原の上に配置する場合、ひとつながりになっている部分に他のミープル(自分のミープルも含む)がすでに配置されていてはダメ。
例えばこのような場合、
今回配置した一番右側のタイルは交差点で道が3つに分かれています。
道にミープルを置く場合、どの道に置くかを分かるようにしなければなりません。
また、交差点の左側の道には、同じ道にすでに他のミープルが置かれているため、この部分にはミープルを新たに配置することができません。
もちろん、上部の都市にミープルを置くこともできます。
このようにタイルを引く、ミープルを配置するを繰り返し、すべての土地タイルを配置し終えたらゲーム終了です。
得点計算
カルカソンヌではゲーム内に得点が入るパターンとゲーム終了後に得点が入るパターンがあります。
分けてみていきましょう。
ゲーム中の得点計算
ゲーム中に都市や道路、修道院が完成するとその場で得点が入ります。
完成したタイルからミープルを手元に戻し、得点ボードのミープルを得点分だけ進めます。
道路
両端が、交差点、都市、修道院とつながったとき、もしくは道路が輪っかのように一周したとき、道路は完成します。
道路はまたがっているタイル数×1ポイントが得点となります。
都市
都市は城壁によって完全に囲まれ、内部に空白がない状態のことを完成と言います。
都市はまたがっているタイル数×2ポイントが得点になります。都市タイルに盾の紋章があれば、紋章1つにつき、さらにボーナスが2ポイントもらえます。
修道院
修道院はタイルの周りが8枚のタイルによって、すべて囲まれたときに完成します。
ミープルを配置していたプレーヤーは9ポイント獲得します。
ゲーム終了後の得点計算
ゲーム中に都市や道路、修道院が完成しなくてもゲーム終了後に得点が入ります。
また、草原に配置したミープルも終了後に得点を計算します。
道路
ゲーム中に完成しなかった道路も、ゲーム中に完成した道路と同じく、
またがっているタイル数×1ポイントが得点となります。
都市
未完成の都市は、タイル数×1ポイントが得点になります。また、盾の紋章のボーナスは1枚につき1ポイントとなります。
修道院
修道院タイルとそれに隣接するタイル数の合計×1ポイントが得点になります。
草原
草原には完成という概念がないため、ゲーム終了後に得点計算をします。
ミープルが配置されている草原に面した完成している都市数×3ポイントが得点となります。
草原は道路、都市、タイルのなどで区切られます。これらで区切られていなければ、タイルが何枚つながっていようと「一つの草原」として扱います。
得点計算時の注意点
すでにミープルが配置されている都市や道路、草原には新たにミープルを配置することはできません。
しかし、もとはそれぞれミープルが置かれていた別々の都市だったのに、後からくっついて一つの都市になることがあります。
例えば、6ポイントの都市が完成した場合に、2人のプレーヤーがミープルをそれぞれ1つずつ配置していた場合。
両者とも6ポイントずつ獲得します。3人の場合でも同じです。全員が6ポイント獲得します。
また、6ポイントの都市が完成した場合に、1人のプレーヤーはミープルを2個、もう一人のプレーヤーは1個配置していた場合。
この場合は2個ミープルを配置していたプレーヤーが6ポイント、もう一方のプレーヤーは0ポイントです。
1番多く配置していたプレーヤーのみがポイントをゲットします。
都市と同様、道路や草原でも同じ状況が発生しますが、計算方法は同じです。
カルカソンヌをプレーした感想
カルカソンヌは土地タイルを自分で好きなように配置できるところが面白いゲームです。
時には他のプレーヤーと協力して都市を作ったり、時には他のプレーヤーの妨害をしたりと戦略も幅広いです。
2人プレイで全国大会が開催されていたり、戦略の指南書があったりとハマると奥が深いゲームでもあります。
みんなでワイワイ楽しむのであれば、4,5人がおすすめです。そのあたりの人数が一番協力したり、邪魔したりが楽しく、運と実力のバランスもいいと思います。
ミープルや絵柄がかわいいのも特徴で、僕のボドゲ会では女性陣に好評のゲームです。
一つ難点をあげるとするなら、草原のルールが分かりにくいうえ、その点数が高いため、勝敗を分ける要因になりやすい点です。
そのため、初心者の方とプレーする際は、草原ルールはなし、または完成した都市1つにつき、3ポイントではなく2ポイントとする。
などのルールにするとより楽しめるかもしれません。
ボードゲームを初めてプレーする人から、玄人まで楽しめるゲーム「カルカソンヌ」をぜひプレーしてみてください。